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2022年日本哺乳類学会各賞受賞者

日本哺乳類学会特別賞

 日本哺乳類学会特別賞専攻委員会の規定に基づき,「哺乳類科学」の誌上およびホームページを通じて2022年度の特別賞候補者の推薦募集を行いましたが,期限までに本賞候補者の推薦はなく,本年度の受賞者はなしとなりました.

日本哺乳類学会賞(第15回)

 日本哺乳類学会賞規定に基づき,推薦のあった1名の候補者に対して日本哺乳類学会賞選考委員会において選考を行いました.その選考結果をもとに,島田卓哉会員を候補者として理事会に推薦しました.理事による無記名投票の結果,島田卓哉会員への第15回(2022年度)日本哺乳類学会賞の授与が決定しました.

島田卓哉(国立研究開発法人 森林研究・整備機構森林 総合研究所)
「野ネズミと堅果の相互作用系解明への貢献」
受賞の経緯

日本哺乳類学会功労賞(第9回)

 第9回日本哺乳類学会功労賞について,本年3月末までに1件の推薦があり,日本哺乳類学会奨励賞規定に基づき3名の選考委員会による選考の結果,飯島正広氏を功労賞の授与対象者として理事会に推薦することを全会一致で決定しました.理事会において十分な審議を行ったのち,功労賞の授与が決定しました.

飯島正広氏
受賞の経緯

日本哺乳類学会奨励賞(第20回)

 日本哺乳類学会奨励賞規定に基づき,候補者の募集を行ったところ5名の応募がありました.日本哺乳類学会奨励賞選考委員会において選考を行い,その審査結果をもとに,金治 祐会員および高田隼人会員を2022年度の第20回奨励賞候補者として理事会に推薦しました.その審査結果をもとに,理事会において十分な審議を行い奨励賞の授与が決定しました.

金治 佑氏
「小型鯨類の個体数情報に基づく保全管理と生息地・生態系評価に関する研究」
受賞の経緯
高田隼人氏
「直接観察から迫る単独性有蹄類ニホンカモシカの生きざま―社会進化プロセスの探求―」
受賞の経緯

日本哺乳類学会論文賞(第14回)

 日本哺乳類学会論文賞規定に基づき,日本哺乳類学会論文賞(Mammal Study Award)に以下の論文への授与が決定しました.

Noriko Tamura, Mutsumi Ito, and Fumio Hayashi (2021) Different Responses of Endemic and Alien Tree Squirrels to Tree Seed Chemicals. Mammal Study 46(3): 237-250.
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Takashi O. Yato, and Masaharu Motokawa. (2021) Comparative Morphology of the Male Genitalia of Japanese Muroidea Species. Mammal Study 46(4): 269-278.
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日本哺乳類学会ポスター賞

 2022年度ハイブリット形式の大会において,審査を行いました.審査結果は以下の通りです(*=発表者).

最優秀ポスター賞
松田純佳*・桑垣彩乃・小林万里・松石 隆
「2019年に羅臼町において集団座礁したイシイルカの食性」
優秀ポスター賞
久保麦野*・ウィンクラ ダニエラ
「歯のないシカのはなし」
武田精一郎*・遠藤秀紀
「半蹄行性動物肢端部の三次元データから見る蹄行性進化に伴う骨形態変化」
竹本怜夏*・鈴木 聡・金子弥生
「タヌキの骨格形態に基づく性的二型:ロードキル個体の性判定に向けて」
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