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2016年日本哺乳類学会各賞受賞者

日本哺乳類学会特別賞

 日本哺乳類学会特別賞の規定に基づき,2016年7月6日の理事会で織田銑一氏に,2016年度日本哺乳類学会特別賞を授与することを決定しました.織田氏は長年にわたる研究活動を通じて哺乳類学ならびに日本哺乳類学会の発展に寄与されました.

織田銑一(1947年生、元名古屋大学大学院生命農学研究科教授、元岡山理科大学理学部教授)
受賞の経緯

日本哺乳類学会賞(第9回)

 日本哺乳類学会賞規定に基づき,選考委員会の選考を経て、2016年6月7日の理事会において厳正なる選考を行い,梶 光一氏に日本哺乳類学会賞を授与することを決定しました.

梶 光一(東京農工大学)
「個体群生態学に基づく大型哺乳類の個体群管理に関する日本の哺乳類学発展への寄与」
受賞の経緯
受賞者による研究紹介

日本哺乳類学会奨励賞(第14回)

 日本哺乳類学会奨励賞規程に基づき、選考委員による選考を経て、2016年6月1日の理事会審議を経て、下記の2名に奨励賞の授与が決定しました。

浅原正和(三重大学)
「変異性に着目した哺乳類における多様な形態学的研究 ~歯と頭骨を中心として~」
受賞の経緯
受賞者による研究紹介
酒井麻衣(近畿大学)
「野生個体を対象としたイルカ類の行動学的・認知学的研究」
受賞の経緯
受賞者による研究紹介

日本哺乳類学会論文賞(第8回)

 日本哺乳類学会論文賞規定に基づき,選考委員からの推薦を経て,2016年5月16日に発議された理事会において、日本哺乳類学会論文賞(Mammal Study Award)に以下の1編の論文への授与が決定しました.

K. Murase, R. Horie, M. Saito, M. Koganezawa, T. Sato and K. Kaji (2015) Integrating Analyses of Population Genetics and Space-Time Information for Wildlife Management: An Empirical Study on Japanese Wild Boar Populations. Mammal Study 40 (2): 61-78
受賞の経緯
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日本哺乳類学会ポスター賞

 87題の応募があり、1題につき3名による採点により審査を行った。審査結果は以下の通りである(*=発表者)。

最優秀ポスター賞
中本あずさ*・原田正史・篠原明男・土屋公幸・鈴木仁「ミトコンドリアDNAおよび核遺伝子に基づくコウベモグラの地域系統群の調査」
優秀ポスター賞
伊藤睦実*・田村典子・林文男「葉の成分に応じてムササビは食べる樹種を選択するか」
木下えみ*・Pavel Kosintsev・Evgeniy Raichev・Voitto Haukisalmi・Alexey Kryukov・Øystein Wiig・Alexei Abramov・Alexander Saveljev・金子弥生・増田隆一「完新世におけるアジアアナグマとヨーロッパアナグマの分布域の変遷」
郡司芽久*・遠藤秀紀「ゲレヌク(Litocranius walleri)における頸椎の形態と成長様式」
三塚若菜*・押田龍夫「樹上性リス科齧歯類に「Jarman-Bell原理」はあてはまるか?葉食性大型種と種子食性小型種における消化管長と 体重の相関から分かったこと」
冨安洵平*・近藤大輔・松本直也・坂元秀行・佐々木基樹・佐藤喜和・羽田真悟・松井基純「ヒグマ( Ursus arctos )の嗅覚器における形態学的特徴」
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