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Contrasting sociality in two widespread, generalist, mustelid genera, Meles and Martes

【題 目】
Contrasting sociality in two widespread, generalist, mustelid genera, Meles and Martes
【著者名】
Chris Newman, You-Bing Zhou, Christina D. Buesching, Yayoi Kaneko and David W. Macdonald
【号・頁】
36: 169–188.
【推薦理由】
 本論文は,食肉目イタチ科に属するアナグマ属とテン属の社会性の形成要因について,文献レビューを行い,群居性の社会性の形成条件,および生理・生態学的要因の影響について考察したものであます.2 属は,同様の雑食性の採食形態でありながら,生理学的特徴や形態の特徴は大きく異なります.多量の脂肪蓄積が可能な形態のアナグマ属は,資源減少期に体脂肪を使い,またそれに備えて脂肪蓄積,および巣穴に居住し冬眠することで適応しました.一方でテン属は,餌資源が少なくなる時期にも移動して採食を継続するよう適応しました.これらの生理的形質の違いにより,群れ生活時の資源量低下に対する許容性や,亜成獣の生まれた群れへの定住性はアナグマ属の方がより高くなり,その結果,アナグマ属の方がより多くの種において群居性の社会形成が促進されたと結論づけています.なお,日本に生息するアナグマ属(ニホンアナグマ)に特に項目を割いて,種内の多様性についての考察も行っています.このような,各種の有する生理的要因,餌環境などの生態学的要因を,社会性の形成や発達と結び付けて考察するレビューは,今後様々な哺乳類種においても応用・発展させることが期待され,本論文は哺乳類の社会生態学に大きく寄与するモデル的研究であると考えられます.
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