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森脇和郎氏

 森脇和郎先生(1930年生まれ)は,東京大学理学部動物学科卒業,1959年同理学部研究科博士課程修了,国立遺伝学研究所細胞遺伝部研究員となられ,1967 年室長,1984 年教授,1992 年副所長,その後,総合研究大学院大学副学長,理化学研究所バイオリソースセンター長,同特別顧問を歴任されました.1982年日本動物学会賞を受賞され,また日本遺伝学会会長や日本実験動物学会会長をつとめられました.2008年度に日本哺乳類学会賞を授与され,「哺乳類科学48巻2号」(2008年12月)に紹介が掲載されております.また「哺乳類科学50巻1号」(2010年6月)に受賞の対象となった業績が「ゲノムに映したネズミの歴史―分子生物学的アプローチによる小型哺乳類の生物地理・遺伝的分化に関する研究―」としてまとめられています.毎年の哺乳類学会大会に参加され,後進の学徒にアドバイスいただく等,いまなお旺盛な教育研究意欲には目をみはるものがあります.以上のように森脇和郎先生は研究業績だけでなく哺乳類学会に対する貢献においても,日本哺乳類学会特別賞を授与するに値するものであります.

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