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Reexamination of fossil shrew (Sorex spp.) from the Middle Pleistocene of Honshu Island, Japan

【題 目】
Reexamination of fossil shrew (Sorex spp.) from the Middle Pleistocene of Honshu Island, Japan
【著者名】
Nikolai E. Dokuchaev, Naoki Kohno and Satoshi D. Ohdachi
【号・頁】
Vol. 35, No. 3, Pp. 157–168.
【推薦理由】
 本論文では,トガリネズミ化石を形態学的に精査し,これまでSorex minutissimusおよびS. gracillimusとされていた多くのものがS. hosonoiであり,本種は,中期更新世において現在より広い分布域を有していたこと,また,現在日本では北海道のみに分布するS. caecutienusが中期更新世には本州にも分布していたこと,さらに,中期更新世には,現在の日本では見られないS. isodonおよびS. unguiculatusなどの種が本州に分布していたことなどが報告されています.化石標本を,変異様式が先行研究で十分に解明されている多数の現生標本と比較しながら再同定した点が独創的であり,また評価できる点です.得られた結果は,東アジアにおけるトガリネズミ類の進化や生物地理を解明する上で重要な新しい知見となっています.日本の哺乳類の進化を知る上で,今後も同様の手法や視点による,他の動物種への研究にもつながっていくことでしょう.このように,本研究は日本列島動物相の成立史を化石記録から明らかにし,その進化や生物地理を解明しようとしている点で,日本の哺乳類学の発展にも寄与するものといえます.
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